クロルヘキシジン(CHX)マウスリンスのプラーク、歯肉炎とステインへの影響

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だるみ
クロルヘキシジン(CHX)マウスリンスのプラーク、歯肉炎とステインへの影響

最新の歯周病治療・歯周病研究
大阪住吉区帝塚山 しまぶくろ歯科医院
http://www.owl-dc.jp/PerioCoSite/perioCo043.html

通常の口腔清掃なしの場合に、0.2%CHX溶液10ml(つまり20mg)で60秒一日2回使用することでプラーク再形成をおおよそ60%、歯肉炎の重症度を50から80%抑制する可能性のあることが示されている。CHXは殺菌および静菌的で口腔内で12時間までも高い持続性を有する。CHXは組織への結合が強いために、消化管からの吸収がほとんどなく、それゆえ全身への毒性も低くなる。口腔内の長期使用でも血中レベルの検出は認めらられない。CHXは細菌の抵抗性に加えて、日和見感染などによる二次的な感染も生じない。最も共通の副作用は、長期使用による歯や舌の外来性の茶色い色素沈着である。歯石沈着も副作用であり、これは歯の表面、ペリクル上に無機塩を沈澱させるためと推測されている。

CHXは一日におおよそ20mgという量が最適(副作用と効果のバランスからも)という。つまり、0.2%10mlCHX(=20mg)と0.12%15ml(=18mg)ではその効果はほとんど変わらないようだ。ただし、0.2%と0.12%CHX使用では、その差は小さいがプラーク抑制、歯肉炎改善に有意差はあるとの最近のシステマチックレビューが報告している。また低濃度CHXのプラーク抑制効果は濃度依存的で、効果は低くなるかもしれないが、コントロールと比較して有意差があるという。0.06%でもプラーク抑制効果のあることが報告されている。
さて日本では0.12や0.2%濃度のCHXは粘膜に対して使用できない。しかし、グルコン酸クロルヘキシジン配合のマウスリンスがサンスターやウエルテックから販売されている。ウエルテック社のコンクールFをメーカーが指定する使用法に従って希釈すると、その使用時CHX濃度は最も薄い濃度が約0.0001%となり、濃い濃度は0.0006%となる(ゼロの数を間違えているわけではない)。)
(平成24年12月9日)
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